現場検証

社長:ただいま。

経理:酒臭いですね。

社長:今日は20年来のインド料理屋さんだったんですが、あそこは中瓶なので、つい2本いってしまうのです。

基盤:瓶なんですね。

社長:私は生にはこだわりがあるんです。生は技術によって0点から95点くらいまでばらつきが出ます。それに対して瓶には大きな外れがありません。グラスの選択で差は出ますが。一方生は最低限の信頼が無いと注文できないのです。注ぎ方以前に、量のさばけない店だと生物化学的に品質がヤバいことがある。酢になりかけみたいな。それなりの量が出ている店、まあ飲み屋でないと。

社長:それで出掛けに血染めのスニーカーが固まってガビガビなのが、履くのにも歩くのにも気になりました。

経理:このニューバランス、まだおろして1年位ですね。

社長:買ったのは4年くらいまえです。

開発:これはワイン色のようでもあり、薄い小豆色のようでもあり。例のブラウザの色と同系ですね。

基盤:なぜか小豆色はAzureのコスト分析グラフの時から、一貫してイメージが悪いですね。

開発:宇治金時の配色は素晴らしいので、実はこれに白と緑を加えると映えるのかも。

社長:今日のカレー屋と昨日の焼肉屋は同じ北方面にあるので、途中までの経路は同じなんですが、ふと見ると道路に血痕のようなものが続いているんです。50m以上も。iPhoneのカメラでは難しいですが、色はまさに小豆色でした。明らかに私由来のものです。36時間経過時点ではそういう色になるんですかね。

基盤:かなり千鳥足ですね。

開発:特に今日はずっと雨が振りそうな曇りがちですから、劣化が進まなかったのかも。

開発:パンくずリストのよう。

社長:それで、それを追っていくと血溜まりの跡が終点、というか始点でした。私が昨日未明に倒れていた場所です。ちなみに白いキューブ状の石の着色は紛らわしいですが、カビか何かです。

社長:それともう1点。出血は頭部からだと理解していたので、なぜ右のスニーカーだけ血染めになったのかと不思議だったんですが、後から見たら、ズボンに穴があいた右膝の下にもスリ傷がありました。その血が直に靴まで流れてたんですね。

開発:だいぶ大きな穴が。

社長:このズボンはそういう材質なんですね。こけるとすぐに裂ける。先代もそうでした。再現性があるので、そういう仕様なんでしょう。穴が大きくなったのはその後の2度の洗濯乾燥のためと思います。

基盤:すりきずにしては大量に血が出た形跡が。

社長:でも実際今見ると薄いかさぶたになってるだけで。今後の扱いをへましなければ一週間で消える程度です。アルコールが入っていると血小板が固まらないっていう感じですかね。なら、血栓が原因でアウトにならないようにするには、常に循環器系にアルコールをまわしておくのが良いという事なのかも。

開発:酢酸で血液サラサラって話ですし、化学式的にも似てますしね。なにぶん前駆体の間柄。

社長:いや実際、私は酢酸とかクエン酸が大好きなんで。飲み屋でもポン酢系、酢の物をしょっちゅう頼んでます。

基盤:ということは、血染めのシャツは酢酸で洗うと落ちるかもですね。いや、もうその化学変化のフェーズを過ぎてしまった感はありますが。酵素パワーで再挑戦かな。

社長:それはそうと、あの店では時々あるんですが、今日も自分のスマホを見せて、何かを尋ねてくるんです。しばらく意味がわからなかったんですが、これはどういう意味のメールかと聞いているらしく。で読むと、よくある「お申し込み受け付けました」っていう機械応答でした。だから、単にそういうメールですよと。どんとうぉーりーしんぷりーおーとまちかりリプライドて。

社長:で、食事を終えて会計する少し前にまた新しいメールが来たって見せて来たんですが「審査の結果残念ながら」という内容でした。ソーリーあんふぉーちゅねーとりーリジェくテッドて。私には関わりの無いことですがアイムソーリー。

開発:やたら間が悪かったですね。

基盤:というか、あの咳込みおばさん、ここ数日さらにグレードアップして来ましたが。

開発:思うに、あれはとなりでアパートを建て始めてから始まったと思うんです。工事関係の方だとすると、もうしばらくで現場も撤収。それまでの辛抱ですね。

— 2020-0713 SatoxITS

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